ストレスが原因で起こる女性の病気

女性の社会進出が進み、仕事をしながら子育てや家事をこなしたり、第一線で睡眠時間を削って働き続けたりする女性は増加しているといわれている。そんな現代の女性とストレスの関係は切っても切り離せず、ストレスが原因で病気になってしまうケースも散見される。

ではストレスによって引き起こされる病気には、どんなものがあるのだろうか。

フィジカル面に影響を及ぼす女性の病気の代表格に、頭痛や胃痛が挙げられる。
ストレスが原因とされる頭痛には、偏頭痛や緊張型頭痛がある。ストレスによってホルモンバランスに影響が出て、偏頭痛を起こしてしまう症例はよくみられるようだ。またストレスにより頭部の筋肉が過剰に収縮してしまうと、緊張型頭痛により頭だけでなく首や肩にも痛みがでてしまうケースがある。

一方、胃痛はストレスにより胃酸が過剰に分泌され、それにより胃粘膜が傷つけられてしまって起こるといわれている。それ以外にも、ストレスにより自律神経が乱れ、胃痛に繋がってしまうこともあるようだ。

メンタル面にストレスが影響を及ぼすと、うつ病や不安障害に陥るといわれている。
うつ病の主な症状としては気分が落ち込み、何をするのも億劫に感じられたり、思考力や集中力が低下したりするケースが多い。初期に自分自身で気付くことが難しく、気がつけば重症化してしまいやすい傾向にある。

こうしたストレスによる不安障害になると、不安から息苦しさや発汗、震えといった日常生活に支障をきたすような不調が現れるといわれている。こうした微々たる変化に早期に気付くためには、日頃から自分と向き合う時間を作ることが大切だ。

社会におけるストレスは、女性の健康に大きな影響を及ぼす。そんな中で、女性が仕事も家事も子育ても円滑にこなすためには、体調管理を徹底しなければならない。
長く健康でいるためにも、まず女性に多い病気はなにか、どういった事が原因で病気になりやすいのかなどの、女性に特化した健康情報を知っておいた方がいいだろう。